お山へ
ようやく頂上に着いたはいいが、四方を雲海に囲まれ、ほぼ下界は見えず…
当たり前だが、登ったからには降りなきゃならず、ワタシは一体何をやっているんだ。。
そもそも、なぜ山に登ろうと思ったのか?
疲れるのに。敢えて苦しそうなことを自ら選ぶのか?
分かりません。。
人が通るからといって、木や岩は決して道を譲ってくれるわけもなく、暑いから寒いからといって、木々の枝や葉が動いてお日さまの調整をしてくれるわけでもない。
山は人のために作られたものではなく、ただそこにあるにすぎないということ。そこにある木々や草花たちは、奇跡としか言えないほどの、本来あるべき彼らのバランスで生きているんだなぁということ。
そこには人が形容するような特別な美しさとかは本当は存在せず、ただ「ある」それだけなのだ。それはワタシにとって、もう尊敬以外の何ものでもなかった。
ハハハ。ハマってしまったな。。