「三日目」
ワタシが介護の仕事をしていた時、ケアで入っていた女性の利用者さん。もうココにはいないけれど…
彼女はかなり重度の認知症で、お話の内容がいつも女学生時代。彼女の “今” は、大抵その女学生時代だけど… 時々ふっと “今” に戻ってくる。その時に彼女が言ったコト。
「貴方ね、人生楽しまなきゃウソよ」
その後、また女学生に戻ってしまわれたけれど…
ワタシはケアをしながら、涙が溢れるのを必死で堪えていたのを記憶している。
今でも時折、ふっとワタシの上に降りてくる言葉。
この女性に、ありがとう。
8 たくさんの本に感謝します
小さい頃から、我が家ではマンガを一切与えられなかった。その代わり、読みたい本はいくらでも買い与えてくれた。これまでにどれだけの本に出会えたんだろう?
時に勇気をもらい、優しい気持ちになれたり、励まされたり、ワクワクしたり…
たくさんの本に、ありがとう。
9 美しい言葉に感謝します
目に見えないし、手に取ることもできないけれど、ワタシは美しい言葉の数々に耳を傾け、自由に扱うことができる。それは本当に贅沢なこと。
言霊という意味のとおり、言葉にはそれぞれに意味があって思いがあること。いつもいつも意識することは難しくても、自分の口にする言葉ができる限り美しいものであるといいなぁと思う。
美しい言葉に、ありがとう。
三日目でした☻