自然とともにあること
今日の夕焼けもまた美しく、昇り始めた満月はオレンジ色で美しかった。
自然が織りなす一瞬一瞬の表情を、私たちはどれだけ見過ごしてしまっているんだろう?
太陽はいつも東から昇り、朝がきて一日が始まる。月は太陽の力を借りて、夜の闇を照らしてくれる。季節は自然の秩序によって保たれ、果実は決まった時期にきちんと実をつける。虫や鳥たち・命あるものは、その恵みを受け取る。
自然が見せてくれる断片は、私たちが大地へ還ることを常に教えてくれる。そして私たちは・・・自然から見たらちっぽけな存在などではなく、大切なその一部であることを気づかせてくれる。
日々の生活に追われて・・・と言ったて、立ち止まって空を見上げることくらいはできる。深呼吸して、緑や花の香りを感じることだってできる。自分と自然のリズムにギャップがあったとしても、自然は常にそこにあり、私たちにその秩序を強いることはない。私たちがそのことに気づいた時に、変わらず、また素晴らしい一面をみせてくれる。 当たり前のように。
心が 体が 窮屈に感じるたびに、私たちは何度でも立ち止まり、空を見上げ、深呼吸をし、自然とともにあることを体感できる。
自然とともにあること。それは特別なことではなく、ただ忘れてしまっているだけのこと。